FUJIYAMA TRAIL,Grinpa
遊園地の中に完成した、家族で楽しめるトレイル
2025年5月、静岡県の遊園地「ぐりんぱ」に、マウンテンバイクコース「FUJIYAMA TRAIL」がオープンしました。ALLEGRAが設計・造成を担当しました。
富士山の麓に位置する遊園地内に整備されたこのトレイルは、「家族や初心者でも楽しめること」と、「トレイル沿いに広がる雄大な景色を体験できること」をコンセプトにデザインしました。
2025年5月のオープン以降、遊園地を訪れた多くの来場者がトレイルを体験し、普段マウンテンバイクに触れる機会のない人々にとっても、その楽しさに出会うきっかけとなっています。
| プロジェクト | FUJIYAMA TRAIL |
| 場所 | 遊園地ぐりんぱ |
| 工事期間 | 2025年2月~4月(3ヶ月) |
| トレイル数 | 3 |
| 造成距離 | 6.2km |
“楽しい登り”と雄大な景色を追求したループトレイル
FUJIYAMA TRAILは、3つのエリアで構成されています。
- 本格的なトレイルライドが楽しめる「TRAILエリア」(全長3.2km)
- ファミリーでも気軽に楽しめる「AMUSEコース」(全長3km)
- 走る前に楽しく練習できる「SKILL UP LAB.」
3.2kmにおよぶループトレイルは、緩やかな勾配の専用クライムトレイルを特徴としており、日本における「楽しい登りトレイル」の新しい基準を目指して設計されました。頂上からは、富士山とその周辺の雄大な景色を一望することができます。下りでは、流れるようなカーブとバンクが連続し、約1200年前の噴火口の地形をなぞるようにライドを楽しめます。
「登りは、長く感じず楽しく。下りは、誰もが気持ちよく走れる。」
そんな体験を目指してデザインされたトレイルです。
また、施設内には、マウンテンバイクの基本を学びながらスキルアップできる専用エリア「SKILL UP LAB.」も整備。長いトレイルに出る前に、安全に練習できる環境を提供しています。
さらに、トレイルシステムには舗装路のループも組み込まれており、初心者から経験者まで、幅広いレベルのライダーが楽しめる構成となっています。
その土地ならではの地形や景観を活かし、ここでしか味わえないマウンテンバイク体験を形にしました。



厳しい環境の中でつくられた、火山地形のトレイル
昨年冬の建設では、降雪や凍結した地面という厳しい条件の中での施工となりました。そうした環境を乗り越え、この場所ならではのユニークなトレイルが完成しています。
現地の土壌は、主にラピリ(火山由来の小さな岩片)と地元の粘土が混ざり合ったもの。この独特な土質は高い排水性を持ち、天候の影響を受けにくい“全天候型”のライディングサーフェスを生み出しています。
また、デザイナーと連携し、ガイダンスマップや入口サイン、トレイルマーカーまで、施設全体で統一感のあるサイネージを整備しました。
そして、ALLEGRAが大切にしているのが、完成後の運営まで見据えたサポートです。現地スタッフに対して、日々のトレイルメンテナンスやオペレーションに関するトレーニングを実施し、自信を持って運営を引き継げる体制づくりを行いました。
ALLEGRAは、コースを作って終わりではなく、その後も持続的に活用されるトレイルづくりを目指しています。






