ALLEGRAは2015年より、北海道・ニセコエリアでのマウンテンバイクトレイル造成に携わっています。これまで「ツインピークス」「ニセコグラン・ヒラフ」の2つの主要プロジェクトを中心に、地域の自然環境と調和したトレイルづくりを進めてきました。これらは、NAMBA(ニセコエリアマウンテンバイク協会)との共同プロジェクトです。
ツインピークスバイクパーク
2023年にオープンした、一般向けに無料で開放されているパブリックトレイルです。
このパークでは、NAMBAの呼びかけにより多くの地元企業などから資金協力を得ることでトレイルの無料開放が実現しています。
ALLEGRAは初年度から設計および造成に携わり、2025年は新たに3本のコースを造成。エリア全体の拡張を行いました。
造成工事は2022年に始まり、現在では総距離17km・20本のトレイルネットワークが整備されています。
ツインピークスは保安林(管理された森林)内に位置しているので、自然環境への影響を最小限に抑えることを最優先に設計・施工を進めています。森の管理者と綿密な協議を重ね、持続可能な条件を整えながら造成を行うことで、自然と共存するトレイルづくりを目指しています。



ニセコグラン・ヒラフ
2024年7月にリニューアルオープンを果たしたニセコ・グランヒラフバイクパーク。
スキー場の斜面を利用したつづら折りの「フロートレイル」は文字通り「流れる」ようなコース設定で、バンクやカーブ、ウエーブを気持ちよく流れるように走ることができます。スキーやスノーボードの感覚にも似ているため、普段は雪山を楽しんでいるような方達にも人気です。
2025年、ALLEGRAはフロートレイル下部の再造成を担当しました。マウンテンバイクコースを森の中に作る場合と、ゲレンデ上に作る場合とでは作り方が全く違ってきます。スキー場が多いヨーロッパで培ったノウハウを活かして、冬のスキー営業に影響を与えないように配慮して造成を行いました。
ゴンドラを使ってアクセスするフロートレイルの上部は「上・中級コース」、ホリデーリフトでアクセスする下部は「初級コース」、そして初・中級者向けの「スキルアップエリア」が用意されています。
これらは、「下りのコースに初めて挑戦するライダーでも安心して楽しめるコースであること」をコンセプトに設計されています。


国際チームによる協働
ニセコのプロジェクトでは、海外から経験豊富なビルダーを招き、日本のチームと共に造成を行っています。
北海道には特有の植生があり、海外のビルダーにとってはまずその環境に慣れることが重要なステップとなります。特に笹は背が高く太く、広範囲に生えているという特徴があります。まずはこの笹を取り除かなければ土そのものも見えてこず、そのうえ、しっかりと根までを取り切らないとまたすぐに再生するという繁殖力の高さを持っています。こうした地域特有の条件については、日本のチームが情報共有を行うことで理解を深め、より的確なコース造成に繋げていっています。
このように、国際的な知識と技術を共有しながら、日本の環境や利用者に合わせたトレイルデザインを実現する貴重な機会となっています。



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